ケルトとローマの息子
イギリスの本ケルトとローマの息子 | |
ローズマリ サトクリフ Rosemary Sutcliff 灰島 かり ほるぷ出版 2002-07 売り上げランキング : 244867 おすすめ平均 事実より真実な物語 彷徨の果ての希望 本当のタイトルは「追放者」 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
抄録:ケルトの戦士として育った少年は、実は拾われたローマ人だった。部族を追放され、父母の地へと向かった少年を待っていた運命とは…。自分と自分の居場所を求めてさまよう若者の成長を描く、長編歴史ファンタジー。
古代イギリスの物語と知り読書。娘が学校の図書委員をしていて、図書室の娘が担当している棚にこれがあって興味がわきました。2世紀ごろのイギリスが舞台。ケルト人に育てられた主人公は自分の居場所を求めて旅に出る決心をします。
イギリスの風土や上流階級のローマ人の様子、開拓の様子などが分かり、この時代の資料が少ないので状況が分かり面白いです。…古代イギリスが気になってるこの頃です(^^;
こうやってイギリスを見ると同じ島国でありながら日本とは少し違った様相なので、その違いなどを感じて楽しみました。この作者さんの作品は他にも多く訳されて出版されているようなので、読んでみたいです。食べ物や装飾の文化が丁寧に描かれた文化の豊かさを感じる一冊です。